日本交通公社の本社移転を機に、本社・研究機能と図書機能である「旅の図書館」を一体化した本社ビルの建設が計画されました。

この新ビルに併設する「旅の図書館」のコンセプトにふさわしい場所、機能を実現する為、当社は、2014年より、移転候補地の提案段階から本プロジェクトに参画し、以降、土地の買付交渉（仲介）、新ビルの計画・設計・監理や入居工事、さらに入居後の施設管理まで、プロジェクト全体をマネジメントしました。

オープン後の「旅の図書館」では、希少性の高い蔵書の公開やシンポジウム等の活発な開催など、当初のコンセプトが実現され、旅行・観光文化の研究、情報発信の場としての機能を高めています。

この図書館に多くの方が気軽に訪れてもらえるよう、建物の入口を敷地の奥に配し、手前にオープンなスペースを設け、そのアプローチの両側に植栽を設けました。
また、将来、建物が木々の間に見え隠れするよう、アプローチをクランクさせています。

2018年には、その優れた緑化計画や、周辺景観に調和した優れたデザイン性、地域貢献度等が評価され、「港区みどりの街づくり賞」を受賞しています。

公益財団法人日本交通公社
「旅の図書館」はこちら

https://www.jtb.or.jp/library/